G-10 基本版

防水工

ぼうすいこう / 別名: 建築工事防水工、シーリング工(防水工事)、土木工事防水工

建物の仕上げ職種の一つであり、屋根などの防水工事において防水層をつくる作業を行う。

  • 高所での作業をする(job tag のタスク・実施率95%)
  • コーキング材を用いて、水回りやパネル・サイディングの目地を埋める(job tag のタスク・実施率89%)
  • ベランダや屋上に防水材を塗布する(job tag のタスク・実施率87%)

00この職業の位置づけ

職種のまとまり
技能職・機械
現場での役割
つくる 手を動かして施工する
主に関わる部位
屋根・外装・仮設、基礎・地中
資格の位置づけ
未整理 法令上の位置づけを当サイトでまだ公式の本文で整理していない(job tag の関連資格のみ表示)
入職の入口
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない(job tag)

01どんな仕事か

建物の仕上げ職種の一つであり、屋根などの防水工事において防水層をつくる作業を行う。

建物において防水工事を必要とする部分は多く、一般に降雨水の建物への侵入経路や、生活及び産業等に必要な水を貯水したり、不要な水を排水したりする部分には必ず防水工事が必要である。

防水工は、防水層の種別あるいは工法の種別によって、それぞれ専門的な技量を必要とする。防水層の種別にはアスファルト系防水層、合成ゴム系防水層、塩化ビニル樹脂系防水層、酢酸ビニル樹脂系防水層、ウレタンゴム系防水層、アクリルゴム系防水層、FRP系防水層、セメント系防水に分けられ、工法も複数の種類がある。

防水層の種別あるいは工法の種別が増え、複数の防水層あるいは防水工法を施工できる技量が必要となっている。

出典: job tag(解説系データ ver.7.01、解説の最終更新年度 2019)

02よく行う作業(実施率の高い順)

  1. 高所での作業をする。95%
  2. コーキング材を用いて、水回りやパネル・サイディングの目地を埋める。89%
  3. ベランダや屋上に防水材を塗布する。87%
  4. 外壁のサッシと壁のすきまに防水材を打ち込む。84%
  5. ガラス周りやサッシの目地、打ち継ぎ部などにシーリング工事を行う。84%
  6. 外壁の防水工事をする。78%
  7. 屋根などに防水フィルムや防水シートを敷いて固定する。78%
  8. 塗膜に防水施工を行う。78%

右の%は job tag の調査で『このタスクを行っている』と答えた人の割合(実施率)です。上位8件を表示。職場や担当により異なります。

03建物のどこに関わるか

防水工が関わる部位屋根・外装・仮設内装・仕上げ設備(電気・配管・空調)躯体基礎・地中敷地・土木・測量完成後の運用・維持管理RFFLGL

防水工が主に関わるのは、屋根・外装・仮設、基礎・地中です。

建物の断面詳細図を模した図で、色の付いた層が主な担当部位です。他の職種との境目は工事の種類や会社により異なります。

04必要な資格・法令上の位置づけ

未整理 法令上の位置づけ(業務独占・就業制限・配置要件など)は、当サイトではまだ公式の本文で整理していません。下は job tag が関連資格として挙げているものです。

job tag が挙げる関連資格のうち、当サイトの資格台帳で公式の本文を確認したもの(または要確認として整理したもの):

技能検定(〇〇技能士) 技能検定

法令上の位置
条文の位置は未取得(当サイトで未確認)
できること・位置づけ
職種ごとの国家検定。合格すると『技能士』を名乗れる。技能の証明で、取らなければ就けない資格ではない
実務経験のみの場合
2級は2年以上、1級は7年以上(全職種共通の一覧表。学歴・訓練歴で短縮)
職種ごとの扱い
都道府県の職業能力開発協会で確認
確認の程度
公式ページで確認 厚労省: 技能検定の受検資格一覧表

この資格に関係する職業を見る

作業主任者(足場・型枠支保工・地山の掘削・解体など) 作業主任者

法令上の位置
条文の位置は未取得(当サイトで未確認)
できること・位置づけ
job tag が関連資格に挙げる作業主任者。選任の要件・対象作業の条文は未取得
確認の程度
要確認 job tag 職業解説データ

この資格に関係する職業を見る

job tag が関連資格として挙げているもの(全件): 有機溶剤作業主任者、危険物取扱者(甲種)、危険物取扱者(乙種)、危険物取扱者(丙種)、1級防水施工技能士、2級防水施工技能士

この職業は job tag の解説・数値から組み立てた基本版です。法令上の位置づけ(業務独占・就業制限など)は、上の資格台帳で確認できたもの以外は未整理です。

05働く環境

防水工事はビル建築の現場に多いため、防水工の就業地域は都市部が中心である。防水工事は、建設現場が主な仕事の場となる。

防水工の賃金は日給月給制が多い。現場によっては、出来高制による請負方式をとる場合もある。休日は週休二日制を進めているが、工期や工程の関係でやむを得ず休日に働く場合もある。

ビル等の新築工事とともに改修保全工事にも防水工が必要なため、今後も一定の需要が見込まれる。

屋外での作業4.4
空調のない屋内での作業2.7
立ち作業3.9
他者とのかかわり4.3
保護・安全装備の着用3.8
厳密さ・正確さ3.6

job tag の調査回答の平均(1〜5。大きいほど頻度・程度が高い)。職業分類単位の値で、個々の職場の条件を示すものではありません。正規の職員・従業員の割合: 47%。

06キャリアの道筋

  1. 1入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない(job tag)
  2. 2必要な技能は、現場で働きながら身に付けていくのが一般的である(job tag)
  3. 3技能を習得するのに必要な年数は防水層の種別や工法の種別によって異なるが、早ければ2~3年、遅くても5年程度で一応の仕事はできるようになる(job tag)
  4. 4入職後一定の実務経験を積んだ後に、厚生労働省の定める技能検定の「防水施工技能士」の資格を取得すると、技術の証明となる(job tag)

job tag の記述をもとにした一般的な例です。