G-06 基本版

建設・土木作業員

けんせつ・どぼくさぎょういん / 別名: 建設作業員、コンクリート作業員、護岸工事作業員、造園土木作業員、土木作業員

建設現場や土木作業現場において、建設機械では対応できない細部の作業や機械化が困難な諸作業を行う。

  • 落下物を防止するため、養生する(job tag のタスク・実施率79%)
  • 玉掛作業をする(job tag のタスク・実施率77%)
  • コンクリートを流し込んでならし、固める(job tag のタスク・実施率72%)

00この職業の位置づけ

職種のまとまり
技能職・機械
現場での役割
つくる 手を動かして施工する
主に関わる部位
敷地・土木・測量、基礎・地中
資格の位置づけ
未整理 法令上の位置づけを当サイトでまだ公式の本文で整理していない(job tag の関連資格のみ表示)
入職の入口
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない(job tag)

01どんな仕事か

道路の建設、河川の治水、土地造成などの土木工事の中には、大型建設機械では対応できない細部の作業や多種少量で機械化が困難な諸作業など、人力で行うことが不可欠な作業があり、このような作業を行うのが建設・土木作業員である。

主として小型の重機械やベルトコンベア、軽量の削岩機などを使って行う掘削や盛土、コンクリートポンプやシュートを使うコンクリートの打ち込みと締め固め、また、一輪車を使ってブロックや石を運び、それを積む作業、芝張りなどの作業の他、重機械作業や鉄筋型枠組み立て、くい打ち作業等に伴う補助作業を行う。

作業方法や作業手順、機械工具や資材の取扱い、安全衛生などについての具体的な指導は、直接指示命令をする作業長(世話役)が行い、雇用責任者や土木技術者は、専門的な工事施工上の知識や関係法令について指示・命令を行う。

現場に入ると、仕事を始める前に、土木技術者や作業長から仕事内容の説明を受け、作業中は主に作業長又は作業指揮者の監督指示の下に作業を行う。

出典: job tag(解説系データ ver.7.01、解説の最終更新年度 2019)

02よく行う作業(実施率の高い順)

  1. 落下物を防止するため、養生する。79%
  2. 玉掛作業をする。77%
  3. コンクリートを流し込んでならし、固める。72%
  4. 建設機械が作業した後の調整や後処理をする。72%
  5. つるはしやスコップなどの道具や小型建機を使用して、穴を掘る。67%
  6. ブロックを所定の方法で積み上げる。61%
  7. 作業現場の樹木の伐採や、雑草などの刈り取りをする。58%
  8. 排出された土砂や岩石を建機を用いて搬出し、盛り土にする。58%

右の%は job tag の調査で『このタスクを行っている』と答えた人の割合(実施率)です。上位8件を表示。職場や担当により異なります。

03建物のどこに関わるか

建設・土木作業員が関わる部位屋根・外装・仮設内装・仕上げ設備(電気・配管・空調)躯体基礎・地中敷地・土木・測量完成後の運用・維持管理RFFLGL

建設・土木作業員が主に関わるのは、敷地・土木・測量、基礎・地中です。

建物の断面詳細図を模した図で、色の付いた層が主な担当部位です。他の職種との境目は工事の種類や会社により異なります。

04必要な資格・法令上の位置づけ

未整理 法令上の位置づけ(業務独占・就業制限・配置要件など)は、当サイトではまだ公式の本文で整理していません。下は job tag が関連資格として挙げているものです。

job tag が挙げる関連資格のうち、当サイトの資格台帳で公式の本文を確認したもの(または要確認として整理したもの):

1級・2級土木施工管理技士(同技士補) 配置要件

法令上の位置
建設業法 第26条(主任技術者・監理技術者の設置)
できること・位置づけ
土木工事の現場に置く技術者の資格として使われる。土木工事業は指定建設業(施行令 第5条の2)
1級 第一次検定
19歳以上(受検年度末)
1級 第二次検定
第一次検定合格後の実務5年以上、特定実務経験1年以上を含む3年以上、監理技術者補佐1年以上など(新受検資格)
2級の年数
未確認
確認の程度
公式ページで確認 1級土木 受検の手引(第二次検定・新受検資格) 建設業法 建設業法施行令

この資格に関係する職業を見る

玉掛け技能講習 就業制限(免許・技能講習)

法令上の位置
労働安全衛生法 第61条第1項・同法施行令 第20条第16号
できること・位置づけ
つり上げ荷重1トン以上のクレーン・移動式クレーン・デリックなどの玉掛けの業務
講習時間
学科12時間・実技7時間
確認の程度
公式ページで確認 労働安全衛生法・同施行令 厚労省 建設業ウェルカム(修了資格の紹介)

この資格に関係する職業を見る

作業主任者(足場・型枠支保工・地山の掘削・解体など) 作業主任者

法令上の位置
条文の位置は未取得(当サイトで未確認)
できること・位置づけ
job tag が関連資格に挙げる作業主任者。選任の要件・対象作業の条文は未取得
確認の程度
要確認 job tag 職業解説データ

この資格に関係する職業を見る

job tag が関連資格として挙げているもの(全件): 1級土木施工管理技士、2級土木施工管理技士、ガス溶接技能者、玉掛技能者、地山の掘削及び土止め支保工作業主任者、1級土木施工管理技士補、2級土木施工管理技士補、日本躯体コンクリート打込み・締固め工団体検定1級、日本躯体コンクリート打込み・締固め工団体検定2級

この職業は job tag の解説・数値から組み立てた基本版です。法令上の位置づけ(業務独占・就業制限など)は、上の資格台帳で確認できたもの以外は未整理です。

05働く環境

建設・土木作業員は、マンション、ビル、住宅、電力施設、トンネル、地下鉄、道路、鉄道、ダム、橋梁などの新設工事や維持補修から、土地造成、造園、港湾などまで非常に広い分野で活躍している。仕事現場も全国に広がっているが、建設事業は景気の好不況に左右されやすいうえ季節労働者も多いため入職・離職ともに多い。

長期継続して雇われる場合以外にも、雇用期間限定の臨時作業員や一日だけの作業員として雇用される場合がある。賃金は常用作業員、臨時作業員の多くが日給月給制であるのに対して日雇作業員の場合は日給制が一般的である。

工期があるため早出、残業、夜勤や休日出勤をすることもあるが、年末年始やお盆には、長めの休みを取るケースが多い。

作業環境は、屋内作業と屋外作業に分かれるが、寒冷、騒音、塵埃の他、大型機械に囲まれた中で作業をしなければならない場合も多い。

建設業界では慢性的に若者の就業が少なく作業員の高齢化が特に大きな問題となっている。また高齢化傾向の中、特に高い技術を有する技能工の不足も目立っている。機械化と作業の標準化が進み作業はより単純化する傾向にあるといわれているが、人間の視認などによる判断と人力を必要とする作業がなくなることはなく、将来にわたって一定の需要が見込まれる。

屋外での作業4.5
空調のない屋内での作業3.0
立ち作業4.2
他者とのかかわり4.1
保護・安全装備の着用4.1
厳密さ・正確さ3.4

job tag の調査回答の平均(1〜5。大きいほど頻度・程度が高い)。職業分類単位の値で、個々の職場の条件を示すものではありません。正規の職員・従業員の割合: 58%。

06キャリアの道筋

  1. 1入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない(job tag)
  2. 2入職経路には、中学・高校等を卒業してそのまま入職する場合と、他の産業からの転職のほか、農閑期などで季節労働者となって働く場合など、多様である(job tag)
  3. 3就労前には安全確保の観点から工事の内容、会社の規則、作業場における規律や危険区域に関する事前教育を受ける(job tag)
  4. 4高度な技能を要する作業にはその内容に応じた資格が求められ、軽量ブルドーザーや小型クレーンを運転するには特別教育を受ける必要がある(job tag)

job tag の記述をもとにした一般的な例です。