G-13 基本版

解体工

かいたいこう / 別名: 解体工(建造物)、家屋解体工、建築解体工、コンクリートはつり工(解体工事)、取りこわし作業員

既存の建築物や工作物を道具や機械を用いて取り壊し(解体工事)、特定の建材については分別を行う。

  • バールやハンマーを使って手作業で壊す(job tag のタスク・実施率93%)
  • 再使用が可能な鋼材、木材、石材、れんがを分別して収集する(job tag のタスク・実施率93%)
  • 解体作業に必要な器具や足場材の仕入れや在庫管理を行う(job tag のタスク・実施率93%)

00この職業の位置づけ

職種のまとまり
技能職・機械
現場での役割
つくる 手を動かして施工する
主に関わる部位
躯体、敷地・土木・測量
資格の位置づけ
未整理 法令上の位置づけを当サイトでまだ公式の本文で整理していない(job tag の関連資格のみ表示)
入職の入口
入職にあたって、特に資格や学歴などは必要とされないが、普通自動車免許等を取得していることが望ましい(job tag)

01どんな仕事か

既存の建築物や工作物を道具や機械を用いて取り壊し(解体工事)、特定の建材については分別を行う。

取り壊しに当たっては、先ず対象となるビルなどを調べ、取り壊しの方法や手順などを決定し、足場を組みシートなどでビルを覆って、破片などが周囲に飛び散るのを防止するなどの準備作業を行う。

次に、工事の計画書にしたがって本格的な取り壊し・撤去作業を行う。その際、環境面にも配慮し水をかけて粉塵が飛ばないように注意しながら作業し、建物の土台部分までを取り壊していく。なお、以前は機械で一気に壊す(ミンチ解体)ということもあったが、現在は特定の建設廃棄物資材は有効に利用することが求められているので、大型機械を用いる場合でも分別を考えて作業する。

最後に、コンクリート、鉄、木材などを分別して収集する。その後トラック等で運び出し、更地にして引き渡す。工事期間を守り、安全に施工することが必要である。

また、建設リサイクル法の制定以降も、解体工事に関する規制は強化される傾向にあり、情報をきちんと入手し、正しく作業を行うことが求められている。

出典: job tag(解説系データ ver.7.01、解説の最終更新年度 2019)

02よく行う作業(実施率の高い順)

  1. バールやハンマーを使って手作業で壊す。93%
  2. 再使用が可能な鋼材、木材、石材、れんがを分別して収集する。93%
  3. 解体作業に必要な器具や足場材の仕入れや在庫管理を行う。93%
  4. 振動や粉塵を防止する対策をとる。90%
  5. 解体作業前に、建屋内外にあるごみなどの残置物を運び出す。90%
  6. 取りこわし作業中は、粉塵の飛び散りを防ぐため、水をかける。90%
  7. アスベストの除去工事を行う。90%
  8. ダイオキシン類の除去工事を行う。90%

右の%は job tag の調査で『このタスクを行っている』と答えた人の割合(実施率)です。上位8件を表示。職場や担当により異なります。

03建物のどこに関わるか

解体工が関わる部位屋根・外装・仮設内装・仕上げ設備(電気・配管・空調)躯体基礎・地中敷地・土木・測量完成後の運用・維持管理RFFLGL

解体工が主に関わるのは、躯体、敷地・土木・測量です。

建物の断面詳細図を模した図で、色の付いた層が主な担当部位です。他の職種との境目は工事の種類や会社により異なります。

04必要な資格・法令上の位置づけ

未整理 法令上の位置づけ(業務独占・就業制限・配置要件など)は、当サイトではまだ公式の本文で整理していません。下は job tag が関連資格として挙げているものです。

job tag が挙げる関連資格のうち、当サイトの資格台帳で公式の本文を確認したもの(または要確認として整理したもの):

作業主任者(足場・型枠支保工・地山の掘削・解体など) 作業主任者

法令上の位置
条文の位置は未取得(当サイトで未確認)
できること・位置づけ
job tag が関連資格に挙げる作業主任者。選任の要件・対象作業の条文は未取得
確認の程度
要確認 job tag 職業解説データ

この資格に関係する職業を見る

job tag が関連資格として挙げているもの(全件): ガス溶接作業主任者、ガス溶接技能者、地山の掘削及び土止め支保工作業主任者、建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者、足場の組立て等作業主任者、コンクリート造の工作物の解体等作業主任者、解体工事施工技士

この職業は job tag の解説・数値から組み立てた基本版です。法令上の位置づけ(業務独占・就業制限など)は、上の資格台帳で確認できたもの以外は未整理です。

05働く環境

建築物や工作物の取り壊しを行うため、全国各地の現場が職場となる。工事量は大都市圏が多く、業者数も東京、大阪、神奈川等に多い。

勤務時間は午前8時頃から午後5時頃までが一般的だが、対象となる建築物やその他の工作物等の取り壊し条件等によっては、夜間に工事が行われることもある。また、後片付け等による残業が発生する場合もある。

建設された建築物や工作物には更新期があるため、一定の仕事の需要が見込まれる。また、石綿に代表される人体への有害性をもつ建材等を取り扱うことも増加すると考えられ、解体工事での各種の安全対策等への対応も求められている。

屋外での作業4.0
空調のない屋内での作業2.9
立ち作業4.1
他者とのかかわり4.3
保護・安全装備の着用4.1
厳密さ・正確さ3.8

job tag の調査回答の平均(1〜5。大きいほど頻度・程度が高い)。職業分類単位の値で、個々の職場の条件を示すものではありません。正規の職員・従業員の割合: 78%。

06キャリアの道筋

  1. 1入職にあたって、特に資格や学歴などは必要とされないが、普通自動車免許等を取得していることが望ましい(job tag)
  2. 2中途採用で入職する場合もある(job tag)
  3. 3入職後はOJT等を通して作業手順を学び、実務経験を重ねながら、ガス溶接、地山掘削、足場組立、鉄骨組立、コンクリート造の工作物の解体など各種講習に参加し、必要に応じて関連する資格等を取得していくと仕事の幅が拡がる(job tag)
  4. 4一人前になるには3年から5年程度の期間を要する(job tag)

job tag の記述をもとにした一般的な例です。