G-11 基本版

建築塗装工

けんちくとそうこう / 別名: 家屋塗装工、住宅塗装工、建物塗装工

建築物の外部や内部に塗料を塗って美しく彩り、日光や雨、湿気、大気汚染などで傷んだり汚れたりするのを防ぎ、快適な室内空間となるように仕上げる。

  • 工事の見積書を作成する(job tag のタスク・実施率98%)
  • 塗装面の埃やゴミなどを、高圧洗浄で洗い流す(job tag のタスク・実施率98%)
  • コーキング・ガンやパテナイフを使用して、ひび、穴、継ぎ目を充填材で塞ぎ、下地をつくる(job tag のタスク・実施率98%)

00この職業の位置づけ

職種のまとまり
技能職・機械
現場での役割
つくる 手を動かして施工する
主に関わる部位
屋根・外装・仮設、内装・仕上げ
資格の位置づけ
未整理 法令上の位置づけを当サイトでまだ公式の本文で整理していない(job tag の関連資格のみ表示)
入職の入口
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない(job tag)

01どんな仕事か

建築物の外部や内部に塗料を塗って美しく彩り、日光や雨、湿気、大気汚染などで傷んだり汚れたりするのを防ぎ、快適な室内空間となるように仕上げる。

建物の持ち主と相談しながら建物の各部分の素材をよく調べ、適切な塗料や色合い(色彩設計)を決めて仕様書を作成、それに基づき施工計画書(施工要領書)を作成し、塗装作業に入る。

塗装作業では、素地の状態を調べ、表面を塗装できる状態に調整した後、刷毛(はけ)やローラーブラシ、スプレーガンを使って塗装する。塗装工程はいろいろな異種塗料の組合せによってできているので、適切に施工すること、また、できた塗膜(とまく)の検査をすることも大事な仕事である。

古くなった建物を再生するための塗装工事も多く、そのような工事では建物の傷み具合を調査・診断して塗装工事を進めるため、高い技術が必要とされる。

出典: job tag(解説系データ ver.7.01、解説の最終更新年度 2019)

02よく行う作業(実施率の高い順)

  1. 工事の見積書を作成する。98%
  2. 塗装面の埃やゴミなどを、高圧洗浄で洗い流す。98%
  3. コーキング・ガンやパテナイフを使用して、ひび、穴、継ぎ目を充填材で塞ぎ、下地をつくる。98%
  4. 紙やすり、スクレーパー、ブラシ、スチールウール、研磨機を使用して、表面を滑らかにする。98%
  5. 不要なところを塗料で汚さないように覆ったり、マスキングをする。98%
  6. ブラシ、吹き付け器、ローラーを使用して表面を塗装する。98%
  7. 塗装工事の工程管理を行う。98%
  8. オイル、テレピン油、かび除去剤などで塗装面を洗浄し、前処理をする。95%

右の%は job tag の調査で『このタスクを行っている』と答えた人の割合(実施率)です。上位8件を表示。職場や担当により異なります。

03建物のどこに関わるか

建築塗装工が関わる部位屋根・外装・仮設内装・仕上げ設備(電気・配管・空調)躯体基礎・地中敷地・土木・測量完成後の運用・維持管理RFFLGL

建築塗装工が主に関わるのは、屋根・外装・仮設、内装・仕上げです。

建物の断面詳細図を模した図で、色の付いた層が主な担当部位です。他の職種との境目は工事の種類や会社により異なります。

04必要な資格・法令上の位置づけ

未整理 法令上の位置づけ(業務独占・就業制限・配置要件など)は、当サイトではまだ公式の本文で整理していません。下は job tag が関連資格として挙げているものです。

job tag が挙げる関連資格のうち、当サイトの資格台帳で公式の本文を確認したもの(または要確認として整理したもの):

技能検定(〇〇技能士) 技能検定

法令上の位置
条文の位置は未取得(当サイトで未確認)
できること・位置づけ
職種ごとの国家検定。合格すると『技能士』を名乗れる。技能の証明で、取らなければ就けない資格ではない
実務経験のみの場合
2級は2年以上、1級は7年以上(全職種共通の一覧表。学歴・訓練歴で短縮)
職種ごとの扱い
都道府県の職業能力開発協会で確認
確認の程度
公式ページで確認 厚労省: 技能検定の受検資格一覧表

この資格に関係する職業を見る

作業主任者(足場・型枠支保工・地山の掘削・解体など) 作業主任者

法令上の位置
条文の位置は未取得(当サイトで未確認)
できること・位置づけ
job tag が関連資格に挙げる作業主任者。選任の要件・対象作業の条文は未取得
確認の程度
要確認 job tag 職業解説データ

この資格に関係する職業を見る

job tag が関連資格として挙げているもの(全件): 毒物劇物取扱責任者、有機溶剤作業主任者、危険物取扱者(甲種)、危険物取扱者(乙種)、危険物取扱者(丙種)、1級塗装技能士、2級塗装技能士

この職業は job tag の解説・数値から組み立てた基本版です。法令上の位置づけ(業務独占・就業制限など)は、上の資格台帳で確認できたもの以外は未整理です。

05働く環境

塗装工事は、建設現場をはじめ建築物のある場所が仕事の場となる。

小規模な事業所が多いが、様々な施工に対応できる大規模な事業所も見られる。

賃金の支払形態は、日給月給制の割合が多い。休日については、週休二日制を進めているが、工期の関係で休日に働く場合もある。

建築塗装の分野では、塗装の質の充実を目指して新しい技術、工法の開発が行われている。高級ホテルやビルなどに用いられる工芸的塗装のデコレイティブ・ペインティングはその一例で、建築塗装工は塗装の技能に加えて美的センスが必要なケースもある。

また、塗装そのものだけでなく、塗装技能の「塗る」「貼る」「詰める」等の基本操作を活用して、塗装材料以外の多種類の材料による仕上げを同時に施工する場合もあり、「総合仕上げ工」として仕事をすることもある。

屋外での作業4.4
空調のない屋内での作業2.5
立ち作業4.1
他者とのかかわり4.2
保護・安全装備の着用3.6
厳密さ・正確さ3.5

job tag の調査回答の平均(1〜5。大きいほど頻度・程度が高い)。職業分類単位の値で、個々の職場の条件を示すものではありません。正規の職員・従業員の割合: 36%。

06キャリアの道筋

  1. 1入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない(job tag)
  2. 2入職後、技術・技能の向上を図り経験を積むことによって、塗装工から施工管理技術者へと進む道が開かれている(job tag)
  3. 3厚生労働省の定める技能検定の「塗装技能士」の資格をはじめ、関連の免許・資格を取得すると技術の証明となる(job tag)
  4. 4経営能力があれば自営業として独立、開業の可能性もある(job tag)

job tag の記述をもとにした一般的な例です。