00この職業の位置づけ
- 職種のまとまり
- 技能職・機械
- 現場での役割
- つくる 手を動かして施工する
- 主に関わる部位
- 基礎・地中、躯体
- 資格の位置づけ
- 未整理 法令上の位置づけを当サイトでまだ公式の本文で整理していない(job tag の関連資格のみ表示)
- 入職の入口
- 入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない(job tag)
01どんな仕事か
ビル建設には「鉄筋コンクリート工法」又は「鉄骨コンクリート工法」が用いられる。このうち鉄筋コンクリート工法は杭の上に鉄筋を組み、これを型枠で囲って柱などの形を作り、その中にコンクリートを流し込み固める工法だが、この型枠を作り組み立てるのが型枠大工の仕事である。
ビル建設にとどまらず、土木工事でも新幹線、橋、トンネル、地下鉄などコンクリートを使う工事は全て鋳型となる型枠が必要である。
仕事の種類・規模は様々であるが、鉄筋コンクリートの建物を例にとると、まず、合板(コンパネ)を主材の型枠板として施工図に合わせて各部のパネルを作成し、締付金物で固定する。
鉄筋工が組み立てた柱となる鉄筋の周囲をパネルで囲み、壁の内側を先に立て、柱上に梁(はり)を架け、スラブ(床)を連結し、梁と床を固定する。次に壁の外側を立て、内外壁を金具で締めつけ、最後に水平垂直をチェックし、型枠検査を受けて型枠が完成する。
コンクリートを流し込む際は、型枠が壊れないよう監視を行い、流し込んだコンクリートが固まったら、型枠を取りはずす。この作業は、大規模な工事の場合は解体工事を専門に行う型枠解体工が行うこともあるが、小さな工事の場合には型枠大工が行う。
出典: job tag(解説系データ ver.7.01、解説の最終更新年度 2019)
02よく行う作業(実施率の高い順)
- 型枠を設置する位置を決めて印をつける。97%
- 型枠を組み立て、鎖や器具を用いて鉄製パイプに固定する。97%
- 下げ振りと水準器を使用して、型枠の垂直・水平の並びを確認する。97%
- 加工図に従い、金属製パイプで型枠を支持・固定する枠組みをつくる。94%
- コンクリートを流し込んだ際に破裂しないよう、パイプ締めによる固定を行い、パイプの配置が適正か確認する。94%
- 型枠が倒れないよう、サポートやチェーンを使って固定する。94%
- 設計図を読み取り、作業で必要となる型枠の形や寸法を書き込んだ加工図を作成する。91%
- 生コン打設の時に、パンクしないよう合番(相番)する。91%
右の%は job tag の調査で『このタスクを行っている』と答えた人の割合(実施率)です。上位8件を表示。職場や担当により異なります。
03建物のどこに関わるか
型枠大工が主に関わるのは、基礎・地中、躯体です。
建物の断面詳細図を模した図で、色の付いた層が主な担当部位です。他の職種との境目は工事の種類や会社により異なります。
04必要な資格・法令上の位置づけ
未整理 法令上の位置づけ(業務独占・就業制限・配置要件など)は、当サイトではまだ公式の本文で整理していません。下は job tag が関連資格として挙げているものです。
job tag が挙げる関連資格のうち、当サイトの資格台帳で公式の本文を確認したもの(または要確認として整理したもの):
技能検定(〇〇技能士) 技能検定
- 法令上の位置
- 条文の位置は未取得(当サイトで未確認)
- できること・位置づけ
- 職種ごとの国家検定。合格すると『技能士』を名乗れる。技能の証明で、取らなければ就けない資格ではない
- 実務経験のみの場合
- 2級は2年以上、1級は7年以上(全職種共通の一覧表。学歴・訓練歴で短縮)
- 職種ごとの扱い
- 都道府県の職業能力開発協会で確認
- 確認の程度
- 公式ページで確認 厚労省: 技能検定の受検資格一覧表
作業主任者(足場・型枠支保工・地山の掘削・解体など) 作業主任者
- 法令上の位置
- 条文の位置は未取得(当サイトで未確認)
- できること・位置づけ
- job tag が関連資格に挙げる作業主任者。選任の要件・対象作業の条文は未取得
- 確認の程度
- 要確認 job tag 職業解説データ
job tag が関連資格として挙げているもの(全件): 1級型枠施工技能士、2級型枠施工技能士、型枠支保工の組立て等作業主任者
この職業は job tag の解説・数値から組み立てた基本版です。法令上の位置づけ(業務独占・就業制限など)は、上の資格台帳で確認できたもの以外は未整理です。
05働く環境
働く場所は、建設工事の場合はビルの建設が多い都市部が中心となり、土木工事の場合は道路や橋などの工事現場で働くため全国に広がっている。
賃金は日給月給制が多いが、熟練工になると出来高払になる。大企業は月給制の場合もあるが、この場合も能率給を支給していることが多い。また、工期が天候の影響を受けやすいため時間外労働もある。
建設業界では、労働時間短縮のため、日曜・祝日はもちろんのこと土曜日も月2回程度は休むようになってきている。ただし、屋外工事が多いため、雨天などで作業が遅れた後は日程に追われ、残業や休日・夜間に働くこともある。仕事の内容により高所作業もあるが、下ごしらえなどの地上の仕事もある。
若年者の参入が少ないため、型枠大工の平均年齢は年々上がっており、就業者は、中高年齢層が中心になってきている。
job tag の調査回答の平均(1〜5。大きいほど頻度・程度が高い)。職業分類単位の値で、個々の職場の条件を示すものではありません。正規の職員・従業員の割合: 65%。
06キャリアの道筋
- 1入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない(job tag)
- 2見習として就業し、技能を習得して一人前になる例が多い(job tag)
- 3企業が新規学卒者を募集して認定訓練校で教育を受けさせ、将来の幹部要員として養成するケースもある(job tag)
- 4入職当初は熟練工の指導で測量、墨出し、加工、組立てなどの見習を行う(job tag)
job tag の記述をもとにした一般的な例です。