G-12 基本版

建築板金

けんちくばんきん / 別名: 金属サイディング工、金属屋根ふき工、建築板金工、ダクト工

銅や鉄などの薄い金属板を使って屋根をふく(葺く)仕事等に携わる。

  • 水切りや雨押さえの設置をする(job tag のタスク・実施率96%)
  • コーキング材を用いて、穴や空隙を補修する(job tag のタスク・実施率96%)
  • 見切り縁等の役物を外壁に取り付ける(job tag のタスク・実施率96%)

00この職業の位置づけ

職種のまとまり
技能職・機械
現場での役割
つくる 手を動かして施工する
主に関わる部位
屋根・外装・仮設
資格の位置づけ
未整理 法令上の位置づけを当サイトでまだ公式の本文で整理していない(job tag の関連資格のみ表示)
入職の入口
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない(job tag)

01どんな仕事か

銅や鉄などの薄い金属板を使って屋根をふく(葺く)仕事等に携わる。

屋根には軽量のカラー鉄板が広く使われており、建築板金の手がける工事もカラー鉄板を使うケースが多い。またアルミ板やステンレス板、チタニウム板を使って屋根をふく工事も普及している。

一般住宅の屋根をふく場合、まず金属板を切断機で屋根のサイズに合わせて切り、曲げ加工してから屋根の上に運び、フェルトなどで下地ぶきした上に、軒先から順番にふき上げる。金属板は、吊り子という金物を用いて取り付ける。金属板のつなぎ目は、雨水が入らないように、金属板の端と端を重ねて折り曲げる(ハゼ組み)か、溶接してつなぐ(シーム溶接)。

金属板を使って屋根をふく場合、毛細管現象による雨水の吸い込みや、屋根勾配に吹きつける強風などで金属板がはがれて飛んでしまうことのないように、施工には高度の技術が要求される。その上勾配のある屋根上の仕事であるため、足場も悪く、安全には十分注意しなければならない。

屋根工事以外にも、外壁にリブ付化粧鉄板を貼ったり、水切り、雨押えなども行う。また、建築板金には冷暖房を行うために冷却又は加熱した空気を送るための鉄板で作ったダクトと呼ばれる管の加工・取り付けや、空気の吹き出し・吸い込み用の器具を取り付けるといった冷暖房設備の仕事もある。

出典: job tag(解説系データ ver.7.01、解説の最終更新年度 2019)

02よく行う作業(実施率の高い順)

  1. 水切りや雨押さえの設置をする。96%
  2. コーキング材を用いて、穴や空隙を補修する。96%
  3. 見切り縁等の役物を外壁に取り付ける。96%
  4. 雨漏りの原因を調査し、修繕する。94%
  5. 屋根の板金を張り替える。94%
  6. 金属板をサイズに合わせて切断し、曲げ加工をする機械を操作する。92%
  7. 画線器、分割機、直角定規、定規を使用して、材料に寸法や基準線を印す。92%
  8. 屋根に下地ぶきをする。90%

右の%は job tag の調査で『このタスクを行っている』と答えた人の割合(実施率)です。上位8件を表示。職場や担当により異なります。

03建物のどこに関わるか

建築板金が関わる部位屋根・外装・仮設内装・仕上げ設備(電気・配管・空調)躯体基礎・地中敷地・土木・測量完成後の運用・維持管理RFFLGL

建築板金が主に関わるのは、屋根・外装・仮設です。

建物の断面詳細図を模した図で、色の付いた層が主な担当部位です。他の職種との境目は工事の種類や会社により異なります。

04必要な資格・法令上の位置づけ

未整理 法令上の位置づけ(業務独占・就業制限・配置要件など)は、当サイトではまだ公式の本文で整理していません。下は job tag が関連資格として挙げているものです。

job tag が挙げる関連資格のうち、当サイトの資格台帳で公式の本文を確認したもの(または要確認として整理したもの):

1級・2級建築施工管理技士(同技士補) 配置要件

法令上の位置
建設業法 第26条(主任技術者・監理技術者の設置)
できること・位置づけ
建築工事の現場に置く技術者の資格として使われる。どの級が監理技術者・主任技術者に当たるかは国交省の一覧(色分けの表)で確認
第一次検定の年齢
1級は19歳以上・2級は17歳以上(受検年度末)
1級 第二次検定
第一次検定合格後の実務5年以上、特定実務経験1年以上を含む3年以上、監理技術者補佐1年以上など(新受検資格)
確認の程度
公式ページで確認 1級建築施工管理技術検定(受検案内) 2級建築施工管理技術検定(受検案内) 建設業法 国交省: 監理技術者・主任技術者となり得る国家資格等

この資格に関係する職業を見る

技能検定(〇〇技能士) 技能検定

法令上の位置
条文の位置は未取得(当サイトで未確認)
できること・位置づけ
職種ごとの国家検定。合格すると『技能士』を名乗れる。技能の証明で、取らなければ就けない資格ではない
実務経験のみの場合
2級は2年以上、1級は7年以上(全職種共通の一覧表。学歴・訓練歴で短縮)
職種ごとの扱い
都道府県の職業能力開発協会で確認
確認の程度
公式ページで確認 厚労省: 技能検定の受検資格一覧表

この資格に関係する職業を見る

job tag が関連資格として挙げているもの(全件): 1級建築施工管理技士、2級建築施工管理技士、1級建築板金技能士、2級建築板金技能士、1級建築施工管理技士補、2級建築施工管理技士補

この職業は job tag の解説・数値から組み立てた基本版です。法令上の位置づけ(業務独占・就業制限など)は、上の資格台帳で確認できたもの以外は未整理です。

05働く環境

地域の小規模事業所が多く、家族従業者の割合も大きい。

給与面では、多くの場合月給制[キャリア支援部門8.1]となっている。

労働時間は、工期や天候などの影響を受ける場合もあるが、近年は4週8休が主流となりつつある。

屋根ふき工事を主体とする建築板金の仕事は、天候に左右されることが多く、勾配のある高い屋根上で、夏の暑い日や厳寒期の時期、風の強い日などに仕事をすることもある。

業界では屋外の作業環境の改善や屋内作業の比率を高める工夫などが続けられ、安全な場所で安心して就業できる環境づくりが進められている。

屋外での作業3.9
空調のない屋内での作業2.5
立ち作業3.8
他者とのかかわり4.2
保護・安全装備の着用3.9
厳密さ・正確さ3.4

job tag の調査回答の平均(1〜5。大きいほど頻度・程度が高い)。職業分類単位の値で、個々の職場の条件を示すものではありません。正規の職員・従業員の割合: 48%。

06キャリアの道筋

  1. 1入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない(job tag)
  2. 2学校卒業後、建築板金工務店等に入職し、見習として修業しながら一人前になるケースのほか、職業訓練校で技能を磨き、厚生労働省の技能検定の「建築板金技能士」の資格を取得するケースもある(job tag)
  3. 3工場、倉庫、体育館のような比較的大きな建物の仕事を施工する会社では、専属の技能者を養成しているところもある(job tag)
  4. 4新しい材料や工法が多く出現してきており、これらの知識、技能を習得するために業界で実施する各種の講習会に参加することも大切である(job tag)

job tag の記述をもとにした一般的な例です。