00この職業の位置づけ
- 職種のまとまり
- 技能職・機械
- 現場での役割
- つくる 手を動かして施工する
- 主に関わる部位
- 内装・仕上げ、躯体
- 資格の位置づけ
- 未整理 法令上の位置づけを当サイトでまだ公式の本文で整理していない(job tag の関連資格のみ表示)
- 入職の入口
- 入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない(job tag)
01どんな仕事か
自然素材を使用した塗り壁は吸湿性・放湿性・断熱性・防火性など優れた機能に富み、建築仕上げには欠かせない。この壁等を塗りあげるのが左官の仕事である。
作業は、まず材料を練りまぜ、それを施工場所まで運び、最後に壁面への塗付け施工を行う。塗付け施工では、下地になる土やセメントモルタルなどの素材を塗り、中塗りを行ってムラ直しをしてから、上塗りによって最終的な表面仕上げを施すのが一般的な施工方法である。下地の塗り方に欠陥があると、壁がはがれたり、ひび割れたりしてしまうため、下地を塗るときには十分に注意する。
現在、壁の種類が増え、しっくい壁や防火用土蔵造りに加えて、モルタル、プラスターや合成樹脂系の塗り壁、薄塗り工法などが普及し、素材も工法も多様化している。扱う道具についても、従来から使われているこてだけでなく、はけ、ローラー、吹付機械、ミキサー、モルタルポンプ、ウィンチ、ベルトコンベアーなど多種多様になっている。
素材や工法、扱う道具は多様化しているが、基本的に手作業で仕上げていくため、他の建材では得られない味わいや多彩さがあり、左官のつくる美しい壁が見直されている。
出典: job tag(解説系データ ver.7.01、解説の最終更新年度 2019)
02よく行う作業(実施率の高い順)
- 下地になる土やモルタルを塗る。95%
- 中塗りをして、むらを直す。95%
- 仕様書に指定された濃さで塗装材を混ぜる。95%
- 建築の壁に塗装材をむらなく塗る。93%
- コンクリート躯体を補修する。93%
- こてで凹凸を付けたり、砂、小石、石を使用して、表面を装飾的に仕上げる。83%
- コンクリートブロックを積む。83%
- 土間打ちの準備として、地面をならす。78%
右の%は job tag の調査で『このタスクを行っている』と答えた人の割合(実施率)です。上位8件を表示。職場や担当により異なります。
03建物のどこに関わるか
左官が主に関わるのは、内装・仕上げ、躯体です。
建物の断面詳細図を模した図で、色の付いた層が主な担当部位です。他の職種との境目は工事の種類や会社により異なります。
04必要な資格・法令上の位置づけ
未整理 法令上の位置づけ(業務独占・就業制限・配置要件など)は、当サイトではまだ公式の本文で整理していません。下は job tag が関連資格として挙げているものです。
job tag が挙げる関連資格のうち、当サイトの資格台帳で公式の本文を確認したもの(または要確認として整理したもの):
1級・2級建築施工管理技士(同技士補) 配置要件
- 法令上の位置
- 建設業法 第26条(主任技術者・監理技術者の設置)
- できること・位置づけ
- 建築工事の現場に置く技術者の資格として使われる。どの級が監理技術者・主任技術者に当たるかは国交省の一覧(色分けの表)で確認
- 第一次検定の年齢
- 1級は19歳以上・2級は17歳以上(受検年度末)
- 1級 第二次検定
- 第一次検定合格後の実務5年以上、特定実務経験1年以上を含む3年以上、監理技術者補佐1年以上など(新受検資格)
- 確認の程度
- 公式ページで確認 1級建築施工管理技術検定(受検案内) 2級建築施工管理技術検定(受検案内) 建設業法 国交省: 監理技術者・主任技術者となり得る国家資格等
技能検定(〇〇技能士) 技能検定
- 法令上の位置
- 条文の位置は未取得(当サイトで未確認)
- できること・位置づけ
- 職種ごとの国家検定。合格すると『技能士』を名乗れる。技能の証明で、取らなければ就けない資格ではない
- 実務経験のみの場合
- 2級は2年以上、1級は7年以上(全職種共通の一覧表。学歴・訓練歴で短縮)
- 職種ごとの扱い
- 都道府県の職業能力開発協会で確認
- 確認の程度
- 公式ページで確認 厚労省: 技能検定の受検資格一覧表
job tag が関連資格として挙げているもの(全件): 1級建築施工管理技士、2級建築施工管理技士、1級左官技能士、2級左官技能士、1級建築施工管理技士補、2級建築施工管理技士補
この職業は job tag の解説・数値から組み立てた基本版です。法令上の位置づけ(業務独占・就業制限など)は、上の資格台帳で確認できたもの以外は未整理です。
05働く環境
職場は、野丁場と町場に区分するのが一般的であるが、町場の方が割合が高い。
雇用者がほぼ半数を占めているが、この職種の特色として、腕を頼りに工事の一部を請け負って自分で作業をする、いわゆる一人親方も多い。また、家業を継ぐこともある。
給与は日給月給制が多いが、仕事の出来高に応じて給与が決まる出来高払もあり、その場合は技能の高い人は高給となる。日給月給の場合にも、技能程度によって給与に差があり、年功序列というよりは能力に重点が置かれる。
労働時間はおおむね1日8時間で、日曜・祝日は休日となるのが一般的であるが、工期の都合や天候によって、超過勤務や日曜出勤して休日を振替る場合もある。
就労者の平均年齢が高くなってきているので、若年者をどう確保していくかが大きな課題となっており、魅力的な職場にするために福利厚生制度の充実や退職金制度の確立、労働環境の改善などが進められている。
最近では、材料の軽量化が進んだことに加えて、美的センスを活かす職業として左官を目指す女性が出てきている。
job tag の調査回答の平均(1〜5。大きいほど頻度・程度が高い)。職業分類単位の値で、個々の職場の条件を示すものではありません。正規の職員・従業員の割合: 50%。
06キャリアの道筋
- 1入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない(job tag)
- 2左官工務店に入職し、入職後職業訓練校で学び、現場で実地作業をしながら技術を身に付けていくケースもある(job tag)
- 3入職後は、見習から左官技能者、現場作業の指揮監督を行う作業主任、作業・管理両面の実質的責任者である職長へと昇進していくのが一般的なコースである(job tag)
- 4職長などとして建設作業所で指揮をしていくには、左官の技術だけでなく安全面での指導管理ができる資格を持つ必要もある(job tag)
job tag の記述をもとにした一般的な例です。